太古の人の暮らしをのぞいてみよう

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29日

春の遺跡めぐり

今年の春の遺跡めぐりは遊佐町の遺跡と文化財をみるという計画でした。天気予報は雨ということで覚悟したが、主として外回りの午前中はほとんど降られずにすみました。参加者の皆様もほとんど傘は必要でなく、歩くことができました。最初は秋田県境の三崎山に行きました。遊歩道となっている芭蕉が歩いた峠道を歩きました。アップダウンのあるコースは結構の難所でした。この道すがらバスでは行くことができない青銅刀が出土した三崎山A遺跡の方向を示して説明しました。次は県内の後期旧石器時代ではもっと古い水林下遺跡に行きました。女鹿港の入り口にバスを止め、里の名水・やまがた百選のひとつ「神泉の水」の側を通り、羽越本線の踏切を越えて海から300m程の所にある遺跡に到着しました。昨年まで3年間発掘調査が行われたのですが、遺跡内での高速道路の工事はまだ着手されていませんでした。港への帰途に神泉の水を味わいました。続いて史跡鳥海山の吹浦口の宮、記念撮影を行い、130段を超える石段を上り、本殿へ。大物忌神、月山神の本殿で参拝しました。そして、県指定史跡の吹浦石器時代遺跡へ。山形県で最初に科学的な発掘調査が行われた遺跡で県指定の史跡になりましたが、史跡の標柱前で1983年から吹浦バイパスの建設に伴い4年間発掘調査をした思いでの遺跡の調査成果を説明しました。次の史跡小山崎遺跡で記念撮影を行い、概要を説明した後、斜面の住居跡のある場所などを散策し、丸池様、牛渡川の遊水池、箕輪のサケの孵化場をまわり、バスに乗車。そして、昼食会場遊楽里へ。7階の展望レストラン・ラメールでロースカツ膳を頂きました。晴れていれば飛島が望めますが、あいにくの雨で残念でした。午後は主として国道建設やほ場整備事業などで発掘調査が行われた各遺跡を平安時代の各遺跡配布資料で説明しながら車中から遺跡を見ました。午後は雨脚が強まり、町指定史跡で「保元」の文字資料が出土した大楯遺跡も車中からの見学となりました。そして、国指定無形民俗文化財「杉沢比山」が演じられる熊野神社を経由して埋納された完形土偶が出土した杉沢A遺跡へ。ここも、降雨が激しく、車中からの説明となりました。その後、大物忌神社蕨岡口の宮を車中から見ながら西遊佐の遊佐町埋蔵文化財調査室へ。主として小山崎遺跡の出土品が展示されている展示室を見学しました。最後は旧青山本邸で開催されている沓澤重吉、小松昌一コレクション展、重要文化財の建物と庭園などを見学して帰途につきました。

マイクロバスでの旅でした。
三崎峠を歩く①
三崎峠を歩く②
説明板
水林下遺跡を見る参加者
神泉の水を味わう
大物忌神社吹浦口の宮前で記念撮影
本殿前にて
吹浦遺跡標柱前にて
小山崎遺跡にて
丸池様にて
牛渡川湧水地をみる
昼食会場にて
昼食メニュー
遊佐町埋蔵文化財調査室にて①
遊佐町埋蔵文化財調査室にて②
遊佐町埋蔵文化財調査室にて③
遊佐町埋蔵文化財調査室にて④
旧青山本邸にて①
旧青山本邸にて②
旧青山本邸にて③